2008年08月04日

第57回〜契約〜



今回はコレを書くしかないでしょう。。。

アメリカでの”契約”について。

第57回〜契約〜
(ボストン)

というのも、
最近ボク自身が大失敗をしてしまいました。

今住んでいるアパートの契約の更新をした際の話です。

話は5月頃にさかのぼりますが、
契約の更新する時期が遅くなってしまったので、
家賃が100ドル上がるということになり
それについての説明/話し合いを地主としました。

その話し合い自体は最終的に、
今までより$25値上げするかどうかというところが焦点となり
コチラ側もそれを承諾しました。

しかし、問題はその後でした。。。

第57回〜契約〜

あれだけ長いこと話し合いをしたにも関わらず、
しかも焦点は$25値上げするかどうかだったのに。。。

その直後にボクらの渡された契約書は
家賃が$100値上げされたものだったのです。

そしてボクらはそれに気がつかずサインをしてしまいました。

そして、この7月。

$25値上げされた家賃を払った後に、お金が足りないという電話。
説明を求めるとサインした契約書を見せられました。

話し合いをしても、”聞く耳なし”

サインをしている!の一点張りです。

自分たちの手違いで間違った契約書を渡してしまったのに、
詫びる気持ちも何もありません。。

それともわざと話より値段の高い契約書を渡していたのか。。??

そんな話も何も考慮すらしません。
コチラ側の言うことが何であろうが、
会社側が説明と違う契約書を渡していようが、

”読んでサインしてください”
と言いさえすればあとは

”サイン”した。

それが全て。

サインをした契約自体は変えられないにしても、
むこう側のあの態度には本当に驚きました。

日本ではほぼ有り得ないと思います。

アメリカは契約社会

もし契約する前に人の良さそうなベテラン社員から
1時間かけて”$100支払うことになる”と説明を受けても、
”信頼”で契約書にサインをしてはいけません。

もしそれを悪意があってやっていようが、手違いであろうが
$200支払うことになる契約書を手渡しても関係はないみたいです。

”サインをする”

その行為をする側、全ての非はコチラ側に問われます。

地主との話し合いをして、このことを実感しました。

皆さんも、アメリカで何かしらの”サイン”をすることがあるときは
必ず”読む”ことを忘れずに。。

どれだけ長いこと説明を受けても、
その場でサインする必要はありません。

家に持って帰ってでも読みましょう。。。

ボクが前々から感じていることですが、
アメリカで働く人たちは常に”訴えられる”ことを恐れています。

そしてそこから、
”間違ったことは言わないようにする”という態度が強く感じられます。

さすがは訴訟大国。。

今回の場合は”読んでサインをしてくださいと言っている”

間違いで渡したなら反省すべきだし、意図的に渡したなら悪意がある。
そのことを聞いても、コレから気をつけるように”お願い”しても答えは

”読んでサインしてとは言ったでしょ?”

話し合いに”融通”などありません。

でもそれがこの国です。

ボストンでの生活も2年が経ちますが、
今回のことからまた色々と学びました。

とにかく皆さんも”契約”する時には十分気をつけて下さい。





Posted by shu at 08:39│Comments(2)
この記事へのコメント
本当に色々と大変でしたね(>_<)
お疲れ様!!
悔しいけれど、悲しいけれど、これが「ア・メ・リ・カ」なんですかね(*_*)
でも、「失敗は成功の元」!!
きっと、この苦~い経験が将来何らかの形で役に立つかもしれませんよ。
そう、何事も前向きに(!)頑張って下さいね★
Posted by ピンクティーチャー at 2008年08月06日 16:31
♪ ピンクティーチャー

ほんと良い勉強にはなりましたよ。。
地主への”信頼”は失いましたが、
それもむこうからすれば”逆切れ”くらいにしか見てないのでしょう。。。

せめて反省の気持ちを見せて欲しかったです。。
Posted by shushu at 2008年08月11日 22:23
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第57回〜契約〜
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