第11回 〜チェックイン〜
前にも少し触れた’学期制’
学期制の特徴としては、毎学期ごとにチェックインというのをしなければいけません。
その学期の始めにその学期分だけの授業料を払い、また学校に来ます。
というのを学校に提出するようなものです。
裏を返せば、
1年間在籍して、1年間どこかにフラリと出て行き、
またフラリと戻ってきたって別にいーわけです。
そのチェックインをするかしないかで、その学期に参加するかしないかが決まります。
なので、おそらく基本的に’退学’というのはないのでしょう。
別にどこに知らせる必要もない。
辞めたきゃ来なければいーわけですから。。。
ボクは今まで3回チェックインしてきましたが、
いつも何かトラブルが起き、すんなりいったことがありません。。
この秋で4回目にして、初めて問題なくチェックインできました。。
第3回の”予防接種”で触れましたが、日本で受けるには期間的に間に合わない注射、
本人は忘れていてもやはり学校の記録上では’未接種’ということになっており、
接種するまで次のチェックインは絶対にできません。
ボクも前前回のチェックインの時に、
『この最後の注射が終わっていない。この病院に行けば今日にでも打てる。』
と言われ、友達と病院に行き、受付の看護婦さん(?)と話をしたのですがコレ。。。
高い。。。
その1本で確か$150(約1万8千円)するというではないか。。。
他の注射など、300ドルくらいするのもあったよーな。。
思わず看護婦さんに
たかっ! って言ってしまいましたw
その人も、「そう。。。高いんだよねコレは。。」
ところがその人はいい人だった!
その後、
『もっと安くで打てるところもあると思うよ』と言って、他の場所を探して紹介してくれたんです。
そしてその人が、毎週水曜日にその注射に限り、無料で接種してくれる保健所を発見。
すると何とその場所、
ボクの学校の目の前の保健所でした。。。w
いやいやいや。。。
何で学校がそんな情報を教えてくれなかったかな。。
今まで何万、何十万と生徒がいて、学校が知らなかったわけでもあるまいし。。
学校でチェックイン担当の人と少しもめ、
結局、水曜日まで待ち、友達と供にタダで受けることができ、無事チェックインできました。
そして前回の夏のチェックイン、
今度はまた前回あれだけ色々あり受けた最後の注射、まだ受けてないことになってました。。。
そしてまたまたモメルことに。。(泣
学校はとにかく、注射を受けたか受けてないか、ではなく
受けたという証明書が欲しいだけなのです。
とにかく書類さえ揃っていればいいわけです。
なのですが。。ボクは前回提出してるからチェックインできたわけだし。。
『120%! 前の学期の時点で提出してあるってば。。!!』
『一緒に注射受けた友達はすんなりチェックインできてる。』 と何度言えど、
『でもとにかくその書類がこちらの手元にない。書類がなければチェックインはできない。』
の繰り返し。。
テレビで観る国会での議論のようだ。。w
その質問がどう形を変えようが、答え方は一つ。
ボクも次第に頭にきて、
『それは別にボクが悪いのではなく、ソッチの管理がズサンだからだろう??
何でソッチのミスで無くしてしまった書類の為に、ボクがまたわざわざ病院へ行き、証明書をもらってこないければいけないんだ?!』
『でもとにかく書類がないと。。。。』
んもう。。!!ww
ラチがあかない。。。w
そのボクの話している人が、『ぢゃあどうにかしよう』という風には絶対なりません。
基本的にコッチの人は、ソレ以上のこと、自分の仕事の範囲以外のことは動きません。
ボクはそういう印象が強いです。
”仕事”、”サービス”というものに対しての考え方の違い、
それに”責任の問題”等が後ろにあるようにも思います。
アメリカは”訴訟大国”でもありますし。。
些細な事でも訴えられると、大きな損失になる国です。。
だから、自分のできる範囲以外のことで問題を起こすと、
”担当でもないのに、無責任なことを言って損失を負わせた”
と訴えられることを恐れているよーな。。
とにかく、ココで諦めるわけにはいかない。
自分でどうにかしなければ、ただチェックインできないだけです。
はっきり言って、
生徒が一人学校に来るか来ないかは学校としては大したことではないわけですので、
何もしなければただそのまま授業にも出られなくなるだけ。
でもボクがまた証明書を貰いに行け、と言われるのも納得がいかない。。。
第一、無料の注射を打ったし、病院にその証明が残っているとも限らない。
そしたらまた受けなければいけないのか??
さて、
その人がその仕事の範囲を超えたときは、必ず”次の人”がいます。
要するにその人の上の人、上司やその部署のトップです。
その人と話すことになり、オフィスに入ると、これまたデスクはゴチャゴチャ。。
そしてその中からボクの書類を探し出そうとしだすし。。。w
どう見ても管理してる側の問題だろコレは。。w
これで
「やっぱないや。病院行ってきて。」 何て言われたらどーしてくれようか。。w
結局その人は、書類は見つからないままチェックインをさせてくれました。
その人から病院には連絡をしておくということで。
『当然だ!』と言ってやろうとか思いました。。。w
長くなってしまいましたが、別にアレです。
自分の学校に文句を言いたいわけではないんです。
ここの大学はズサンだ!と言うわけではなく、
おそらく、どこの大学でも同じようなものだと思います。
きっと大きな学校になればなるほど、個人への対応は事務的なことでしかありません。
ボクの言いたいことは、
自分で動かなければいけない。
ということ。
誰かがどうにかしてくれる。という考えではどうにもなりません。
前にも言った通り、ボクも自分で動き、”上の人”まで話にいかなければ、
ただチェックインできなかっただけです。
チェックインできないということは、授業が取れないということ。
学生VISAを持ちながら、学校に行かないということは、
おそらく不法滞在になってしまいます。。
チェクインの時期が終わってしまえばその後は、
「もう終了した」と繰り返し言われるだけでしょう。
”どーにかなるさ” という考え方は好きです。
でも誰かが”どーにかしてくれるさ” という考え方ではどうにもならない時もあるでしょう。
なので、
自分で動くこと。
コレ、大事です。
チェックインというより、トラブル対策みたいな話になってしまいましたがw
今回は無事チェックインも終え、
今週からいよいよ授業が始まります。
学校前